ギルティクラウンを見た 6

  • 2012/07/12(木) 19:16:39

ここでは最終回、22話について書いてます。
19話から21話まではこちら。



最初見終わったときは意味が分からなかった。
どうしていいか分からなかった。
集だけ生き残って、でも目が見えなくなって。
一体何でこんなことをするのか全く分からなかった。
これじゃあ必然性のないバッドエンドでしかない。
良い悪いどころか評価すらできない。

とはいえ最終回を見たということで、本当ならもう一度
見てからじゃないといけないのにと思いつつ
評判を検索してしまった。
すると「いのりは目が見えなくなってたから助けられた集も
見えなくなったのではないか」と言う書き込みをいくつか見かけた。

実に納得が行った。
ああそうだよ、そういや決着がついたあとに出てきたいのりは
目が見えなくなってた。
そのいのりの命をもらったから集も目が見えないんだ。

自分で気づけなかったのが非常に悔しいね(笑)。
だからもう一度見てから評判を調べれば良かったのに!
なんて一瞬後悔したが、おそらく自力では気づけなかったと思う。
とにかく、これを知ったおかげで最終回の評価が可能になった。
助かった。

それを踏まえてこのラストを考えると、
バッドエンドとは考えられない。

瀕死のいのりと、全てを引き受ける集。
このままでは二人共助からないし、物語のパターンとして
一緒に死ぬことがせめてもの救いのように思えるが、
だからこそ、そうなることをこのアニメは許さなかった。
一緒に死ぬことは最上ではない、それでも大切な人には
生きていてもらいたいという願いがあった。
だからいのりは自分の命を集に捧げた。

数年後のシーンでは、谷尋たちと違って綾瀬は最近も集と会っていて、
集の気持ちも話していたことで今は綾瀬と付き合っていると
取れそうだが、それはない。
いのりが最後まで集の味方で集のことを想い行動してきたように、
集もずっといのりのことを想い続けるに決まっている。

あやとりを渡したいのりは遠くに行ってしまったため、
集の中にいのりがそのまま存在しているか、
ラストで集と抱き合ういのりが本物かどうかは判断できないが、
いのりの命をもらったのだから集には今もいのりを近くに
感じられていると思う。
この先集はいのりに与えられた命を慈しみながら生きるんでしょう。

このアニメは、一番大切な人をひたむきに想い、信じ、
そしてそのために全てを捧げる姿描くことでもって結末を迎えた。
もう何の不満もない。


さて結末以外の部分に触れると……時間が足りてない箇所が
いくつもあったね(笑)。

涯との戦いと真意を話すシーンが両方今回のうちに行われているため、
さっきの今で言うことが変わっているように受け止められかねない。

真名は復活してあっさり倒されてしまい、真名というキャラクターは
何も描かれなかった。

ダリルはなんであそこまで戦おうと思ったか
いまいち理解できなかった。
「死に方くらい自分で選びたいしね」というセリフは前回あったが…
んー、まあそれならそれでいいか。
これはいいです。

ダリルとツグミを絡ませておきながら、
結局最後まで大したことは起きなかった。

ダリルをかばったメガネはカッコ良かった。
しかし序盤からちょくちょく出ていながらどういう背景の
キャラクターか一度も説明がなかった。

「お前が救おうとした娘が世界を終わらせる」と茎道は
言っていたが、集の父親が真名を救おうとした描写は
なかったと思う。

以上、時間不足、描写不足の部分でした。
この中では…やっぱり真名だよなあ。
いわゆるラスボスなのに復活して踊っただけなんて(笑)。
拒絶した集に怒ってたけど踊り始めてからは
顔を合わせることもなかったしね。

11話の時点でこのアニメには時間が足りてないところがあると
感じたが、それ以降も似たようなことが何度かあったから
逆にそこで時間を調整し、最後はちゃんと終わるだろうと思っていた。
……残念だった。


それ以外の、今回あったことも振り返ってみよう。

爆弾魔に見せ場があるとは思わなかった。
このキャラも大して描かれなかっただけに、
死ぬ姿が与えられたことも含めて良い。

集は真名を拒絶しすぎる。
姉に対する愛情を全然感じない。
12話では涯と一緒に真名のために戦っただけだった。
集と真名は一度もちゃんとした姉弟の会話をしてないんだよなあ。
普通はウイルスで変わった真名じゃない、本来の性格の真名と
会話するシーンを入れたりするものなのに。

茎道も何かしそうで何もしなかった。
12話では真名を操ろうとしたし、もっと野心を抱いて
積極的に動くボスクラスのキャラだと思っていたのに。
あと、結局死んだんだろうか。
血が出てたから死んだと思うんだけど
結晶は後で全て消えたはずだからなあ。

アルゴの銃は大雲のものだろうか。

涯は淘汰されるのを恐れていたらしい。
…あ、そうなんだ。
決戦前に集と仲直りしたときの颯太といい、
どうもいきなりイメージと違うことを言い出すな。

真名は朽ちたところでダアトが再生させるから
解放するには役目を終わらせるしかない。
だから涯は自ら魔王となりアポカリプスを成就することにした。
そして集が来て…倒されようとしたんだろうな。
「いのりを救え」と残して涯は倒れた。

目も見えず集を求めるいのり。
集のことが大事で尽くすだけのように見えるんだけど
「ずっとそばにいてね?私は集の味方だから…。ねっ?」
とちゃんと集にも求めているのが良い。
いのりは化物でも人形でもなく、人間だった。

集を救って消えたいのり。
ここって集と重なったり何かと溶け合うわけでもなく
離れて行ってるだけなんだよなあ。
だとしたら死んだと考えた方が…。

亜里沙は撃たれながらも救助されたし生きてると思うが、
見ようによっては放心状態じゃなく本当に死んでるとも取れる
表情なのが興味深い。
まあ亜里沙にとってはほとんど心の拠り所だった涯の死が
一番辛いことだからね。
死んでなくても別にいいと思いますよ。
だいたい俺は18話でも書いたけど
亜里沙が結構好きになちゃったから(笑)。

数年後。
バースデーケーキには祭の名前が書かれている。
これは祭のための誕生会だった。
メカが子供を作ってるのはどうなんだろう(笑)。
谷尋は忙しいらしいが、おかっぱメガネとは
付き合ってないんだろうか。
綾瀬は教師になりたいようで、つぐみはスパルタで鍛えている様子。
つぐみって頭がいいんだっけ?
それともあくまでサポート役?
今年も乾杯、のセリフで毎年集まっていることが分かる。

集。
ゲノムとかアポカリプスとかがなくなったため、右腕がない。
これは本来の姿に戻っただけで、別におかしいことじゃない。
目が見えない理由は最初に書いた通り。
見えないからこそ、いのりに与えられた命を
強く感じられるのかもしれない。

ラスト。
どうにも気になるのはその後の音楽を聴くところなんだよなあ。
いのりと抱き合ってるけど、集が今の格好をしてるのが気になる。
しかもよく見ると背景は結晶。
そしてこのシーンでも結晶の花が映っているが、戦闘ではそこから
集がヴォイドを取り出したからあれはいのりで間違いない。
でも最後は体に戻ってたし……一番最後のいつもと違う格好をした
いのりはイメージにしか見えないしなあ……。
分からん、考え出すとキリがない。


最終回についてはこんなところだと思う。
評価は……ううううん。
なんせ最初に見終わったあとの困惑が強すぎてぱっと言えない。

まあ……結末自体に不満はないから、後はそれをもっと分かりやすく
しなきゃいけなかったのと、時間が足りてないのが今回も出てるから
それはマイナスして、そうすると……ううん、悪くなかったんじゃ
ないかなと思います、はい。

俺も気づかなかったし、まるで集が罰を受けたかのように見える
ラストは致命的と言われてもその通りだと思うけど、
そこを乗り越えたうえでの評価は、悪くなかった、ですね。

あ、一つ思い出した。
シリアスな最終回に乳揺れ入れちゃダメだろ(笑)。
最後だから感謝の気持ちを込めてばいんばいんに
揺らしたんだろうけど、それは間違ってる(笑)。
大事なとこだから(笑)。

ああ、もう一つ思い出した。
エンドカード、祭の頭に輪っかは笑えなかった。


次は全体的な評価。
これで終わりです。

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