青の祓魔師 10話

  • 2011/06/21(火) 05:08:06

ああもう10話なんだ。
早いですね。


数日前、本屋に行ったら原作が全巻平積みで置いててPOPもあり、と
この漫画のコーナーが作られてた。

なんせ前に数回チェックしたときは多くて3冊しかない有様だったから
ようやく形が整ったと同時に品薄が解消されたんだと思う。
いいことですね。



今回のメイン、ケット・シー。
最後にほろっとさせました。
父親が死んだことを受け入れて泣くとき
小さくなってるのが憎たらしい演出ですね(笑)。

それから、ケンカで「笑い事じゃねえんだよ」と怒る雪男、
「二番目のめがねが心配で…」と言う燐、「頭を使って戦う」と言って
頭突きした燐とそれを見た雪男のリアクション、
この3つが面白かったです(笑)。

ギャグメイン感動メインでももちろんいいけど、
笑いあり感動ありで見所が多かったのが良かったのは間違いない。
むしろ最初のギャグが感動をアシストしていたのかもしれない。


構成も良かった。
エクソシストの階級の説明をしといて、父親が一人しかなれない
パラディンだったと後半で明かしてて。
雪男がケンカでヒートアップしたのもこれが一因だったんでしょう。

前からなんとなく思ってたけど父親に関しては最初に死なせてから
エピソードを見せていくことでキャラクターを大きくしていく
手法を取ってるんですね。


うん、面白かった。

目立った欠点もなく、まとまりも良く、
今までで一番いい回だったんじゃないですかね?

欠点が少なく良い回というのは1話と5話があったけど、
今回が一番良いと思う。

素直に面白かったと言える出来だった。


あえて気になった部分を言うなら、その回のポイントを
最初にそれとなく説明する構成は前にも何度かあった気がする。

聖書の一説か何かを読んだら悪魔を倒せるという設定の説明が
最初にして、最後にそれでトサカ頭が倒した合宿の話とか、
それと…それと…なにかあったような気がするんだけど出てこない。

じゃあしゃあないな。
良しとします。
同じパターンが近い回であったのはあれですけどね。


あと、二人のケンカ。
うやむやな感じで終わってその後は普通に話してた。
実際そんな兄弟仲というのもあると思うんだけど、今回は徐々に
ヒートアップしていく様子が上手く描けてたと思うんです。

あるじゃないですか、「あっ」ていう瞬間が。
最初は他愛ない口ゲンカだったのに、ちょっと踏み込んだ言葉が出て
なんだか雲行きが怪しくなっていくのを感じ取った
「あっ」ていう瞬間が(笑)。

それがあったからすぐ終わらせちゃうのは違和感があったし
もったいないと思った。

どうせならケンカをちょっとだけ引きずらせて
最後で仲直りするようにしたらもっと面白かったかもしれない。

まあでも、そんな大したことじゃないです。
マイナスと言うよりむしろさらにプラスできたということなので、
今回が今までで一番良かったのは変わらないです。



その他、今回の出来事。

警備員。
使い魔とかの存在を知ってるんですね。
出入り口を守る役目だからそういうのを知らされてるんだろうか。
でも通行するトラックは普通の人間もいるだろうから尻尾が二つのネコを
追いとくのは大丈夫なんだろうか。

エクソシストの階級。
たくさんあったけど今大事なのはエクスワイア(語尾は伸ばさない)が
そのうちの下から二番目と言うこと。
じゃあ何もしてない奴も含めて全員試験に合格できても
おかしくないですね。

ケンカ。
スペアのめがねがたくさんあるのは単にギャグと言うだけでなく
悪魔と戦わなきゃいけないからと思われる。
でも割れやすすぎるよね(笑)。

ケット・シー。
声を聞いた感じだと釘宮かと思ったら高垣彩陽という人でした。
知らないなあ…と思いながら今まで演じたキャラを見てみると
バトルスピリッツのマイサンシャインだった。
ああ!
本編の最後にケット・シーのセリフがあり、その直後のCMが
鋼の錬金術師でしかもアルのセリフだったので違うと分かりました。
釘宮の方が声が濃いね。

雪男に任せて撤収するエクソシストたち。
みんな横目で燐を見てなかった?
今ケット・シーを手なずけられるエクソシストがいないのは、
エクソシストがたいしたことないのかそれともケット・シーが強いのか。

様子を見ていたメフィストとアマイモン。
この前出てきたときメフィストを父上と呼んでたと思うんですが。
日本好きの兄が別にいる?
メフィストは単純に燐の力に興味があるだけなのかもしれない。
それが自分の何かに役立つのかもしれないが。
ネイガウスはタメ口だったね。
あんまり犬って感じがしないですね。



さて、今回の話はこんなもんですが、少し作品の設定で
気になったことでも書いてみようか。

エクソシストという割には坊さんや妖怪も出てくるじゃないですか。
雰囲気が統一されてないとはどうしても感じちゃうよね。

それなら最初に「この作品はこういう設定です」と
見せるべきだったと思う。

ケット・シーなんてのは要は猫又だもんね。
ネコに悪魔が取り付くとか、日本のは尾が二つに分かれるとかを聞くと
西洋を基準に設定されてるんだなとは思うんだけど。

トサカ頭や眉毛の存在が設定の説明のつもりだったとしても……
うーん、もっと早く、それこそ1話の最初にナレーションを入れて
説明するくらいじゃないと遅い、なあ。

今回出てきた拝み屋とか、妖怪退治を扱う人間を広くエクソシストと
捉える解釈は悪くないと思うし、名称を統一してるのは受け手の混乱を
防ぐためかもしれない。

とはいえ…最初に説明が欲しかったよなあ。


それともうひとつ、今回出てきた女のエクソシスト。

いいデザインだと思います。

でもそんなことが言いたいんじゃなく(笑)、
前回しえみを抱えてたキャラもいいデザインだと思ったし、
加藤和恵の才能はこっちにあるんじゃないかと思ったわけですよ。

毎回のように俺は気になった部分を書いてるけど、
断じて作品をけなして悦に浸りたいなんて理由ではない(笑)。
他の少年漫画、例えば今だとナルトブリーチワンピースを見て
一度も思ったことのない疑問や違和感がこのアニメを見てるとでてきて、
それをそのまま書いてるわけなんです。

加藤和恵がどういう理由で王道の少年漫画を描こうと思ったのかは
知らないけど、本当に個性に合ったジャンルなんだろうか。

少女を主人公に、女が多めで心理描写がウリの漫画を、
アフタヌーンとかコミックビームとか大体そんな感じの
カラーの雑誌で描いた方が、もしかすると今よりずっと楽に
いい物が描けるのかもしれない。

終わってもないのに決め付けちゃいけないとは思うんだけどね。
原作読んだらバトルはしっかり描けてたし。

ただまあ一応、これも思ったことをそのまま描いてみました(笑)。



長いっすね!
どうもすいません。

つまり今回は今までで一番面白かったと!
それだけです(笑)!

それにしても雪男は怒ったり驚いたりいろんな面が見られて
どんどんキャラが成長している。
一番好きなキャラですよ。

BGMの「ああああ~~~ああ~」という声を聞いてドラマのトリックを
連想したのは僕だけでしょうか。


次回は海。

眉毛は下着姿よりまだ水着の方が色気があるなあ(笑)。
その回じゃ書かなかったけど、女キャラを下着姿で
長い間うろつかせるのは少年漫画の中でもお色気漫画の部類に入るので
色気ゼロ下着は極めて正しい判断だと思います。

燐は剣を抜いてたけどバレないのか?

では、今回のように楽しめることに期待しましょう。


あ、バサラ劇場版もう公開してるのね。
早いですね。
それだけです。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

青の祓魔師 第10話「黒猫(ケット・シー)」

雪男のメガネはスペアがすごいね(^^; メガネ無いと暗黒面が解放されるとか設定あったりしてね(笑) 燐は 雪男のメガネを割っても悪びれることもなく。 ダメな兄さんですね(汗) ▼ 青の祓魔師 第10話「黒猫(ケット・シー)」 学園の門を守っていた使い...

  • From: SERA@らくblog |
  • 2011/06/20(月) 08:58:03

青の祓魔師 第10話「黒猫」

「大丈夫だ 剣は抜かねぇ! お前の言う通りサタンに頼らずに 頭使って戦ってやるよ!」 今回はクロの話…! 獅郎の死を聞き凶暴化したクロ、雪男が託された薬の中身とは…    【第10話 あらすじ】 仲間...

  • From: WONDER TIME |
  • 2011/06/20(月) 22:03:21

(アニメ感想) 青の祓魔師 第10話 「黒猫(ケットシー)」

青の祓魔師 2 [Blu-ray](2011/07/27)岡本信彦、福山 潤 他商品詳細を見る 仲間と共に候補生(エクスワイア)に昇格できたものの、大量の課題を前に、燐はすでにうんざり気味。 そんな中、雪男に緊急の祓魔...

  • From: ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 |
  • 2011/06/22(水) 17:39:27

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する