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輝きのタクト 16話
- 2011/01/24(月) 06:12:24
冷静に考えると色々あるんだけれども、
とりあえず見終わったときは「素晴らしい」と。
「とんでもなく良かった」と。
もうすんごいテンション上がりましたよ。
前回見て本当に嫌な予感してたわけですよ。
結果としてひっそり気味になった前回の追記で書いたように(笑)、
マリノはミズノが作り出した存在で、本当のミズノは
天然どころじゃなく臆病な性格であることが暴かれるんじゃないかと。
天然キャラが絶望のどん底に突き落とされる鬱々とした展開に
なるんじゃないかと。
おまけに今回タウバーンが一方的にやられて、タクトまで負けるのかと
思わざるをえなくなって。
ヘッドが「本来パイルはこう使う!」と言ったときにはあんた、
ああそうか、ヘッドは圧倒的な実力でタクトを潰す役目なのかと
確信しましたよ。
ところがどっこい、あの結末。
楽しいを通り越して嬉しかったね。
復活したタウバーンがヘッドを倒しに行くところじゃ拍手したよ(笑)。
もちろん軽くですが、でもそこまでしたのはまさに俺の求める、
俺のタクトはそうなんだよという気持ちと合致したからに他ならない。
俺は今までタクトというアニメを正しく見ているつもりだった。
正直に言うと、自負していた。
ただ、それでもどうにもならない「好み」というものはあるわけで、
残念ながら重すぎる話を好まない俺とタクトは相性が悪いのかと
落胆していた。
でもそうじゃなかった。
前回を見た後負け惜しみのように思った、タクトはそんなアニメじゃ
ないはずなのに、との気持ちは間違ってなかった。
考えてみりゃあ当然よ、俺がそんなイメージを抱いたのは
これまでの話を見続けたからだ。
10話以上もの時間を見てそう思ったということは、今までスタッフが
タクトは鬱々と重い話をするようなアニメじゃないとのメッセージを
送り続けていたということなんだ。
だからタウバーンは負けなかった。
ミズノの心は突き落とされなかった。
それが「輝きのタクト」だからだ。
一人相撲をしていた俺にとって、今回はスタッフから
改めてタクトという作品の方向性を明示されたように感じた。
いや、今までは1話が始まる前の予告だけで方向性を察知し
ネガティブな評判に影響されまいとしてきたんだから、
今回は初めてとなる方向性の明示であった。
俺は間違ってなかったんだ!
そろっそろ新興宗教に騙された瞬間の人みたいに思われそうだから
具体的な話に移ろうか(笑)。
ミズノだけど、重苦しくならなかったね。
性格もほぼ変わらなかった。
マリノが分身だったと気付いたショックは深く描かれず、
すぐにタクトの前向きな過去の姿を見せることで立ち直らせた。
で、それはいいんだけど、冷静になったときに困るのがラスト、
消えてなかったマリノなんだよね。
前回を見て最悪を覚悟してた分、最初は「あれ?消えないの?」と
思ったものの、ご祝儀であると思い直してここでも拍手したんだよ(笑)。
ご祝儀というのは試練を乗り越えた人間に対する、本来消すべき、
乗り越えたから必要ないものをあえて与える、いわば作者から
キャラへのプレゼントを指す。
他の作品で今思いつくのは漫画「ラブひな」とかそうですね。
ミズノは自分一人の力で頑張ると決めたからマリノは与えられた。
そう思ったんだけど、もう一度会話を聞いたら「マリノのため」とか
「お母さんにお別れしないとマリノに会えないと思った」とか
言ってるんですよ。
それで困ったなあと(笑)。
「マリノに会いたい」は声を聞いたらそら会いたくなるし
別に何も問題はない、でも動機までもがマリノだったとしたら
マリノへの依存はそのままということになる。
悩んだよ(笑)。
でまあ俺の出した結論は、動機はマリノのためであっても
「あの人」じゃなく「お母さん」と呼べたこと、そして島を出て
追いかけるという行動に移せるようになったのは過去の前向きな
タクトを見たからに違いないわけで、これはタクトに勇気をもらった
ミズノ本人の意思であるということ。
「マリノに会えない」とは母親から逃げ続ける今の自分じゃ
ダメだと思い立ったということ。
よってミズノはマリノに依存しているわけではない。
いや、まだまだ甘えてるのかもしれないが、自分が頑張ること、
永遠に楽しいままでいられないことは受け入れている。
逃げたきっかけであり、一番辛いことである母親にマリノなしで
会いに行こうとしたのがその証明ではなかろうか。
タクトへの失恋も受け入れたしね。
ということで、セーフなのは間違いないと思います。
ご祝儀とまではさすがに断定できないにしても(笑)。
おめでとうミズノおめでとう(笑)。
バトルは…まあ最初に書いたからいいかあ。
負けると宣言したヘッドに勝ったんだから「近いうちに負ける」宣言は
消えたと見ていいだろう。
勝って良かった良かった。
タクト本人は過去が、というより島に来た理由が明らかになった。
なるほど、という感じ。
以前から敵キャラに対してタクトの掘り下げがないとか島に来た理由が
明かされないから感情移入できないという意見もあるようだが、
確かに過去が描かれることはなかった。
ただなあ、タクトは裏表のない性格で、1話からのタクトが
そのままのキャラなんだよなあ。
謎をことあるごとにチラチラ見え隠れさせてもったいぶるような
こともなかったわけでね。
うーん、謎を追うのが好きな人間はいつまでも明かされないのは
気持ちが悪いと思うんかなあ。
まあでも、島に来てからでも掘り下げがあった方が
もっと視聴者に好きになってもらえたというのはあると思う。
常に変わらないまっすぐなキャラだからこそ
閉鎖した島に影響されないのかもしれないが。
でもどちらにしろ、そんな大事な過去じゃないですよ。
ナツオは死んでるしハナの声優が川島海荷の時点で
これ以上話に絡むことはなさそうだもん(笑)。
いやに素人臭い声だと思ったら現OP担当・ナインの一人ですよ。
川島海荷は子役出身だからまだましな方だけどね(笑)。
もし最初の方でこの過去を見せた場合、視聴者の期待で必要もないのに
もっと大きな謎を仕込まなければならない面倒が生まれたと思う。
必ずしも今回まで見せなくて悪かったわけではない。
過去に囚われるんじゃなく今を生きることが大事だという
テーマの表れかもしれないな。
…ごめん、ちょっといい加減でした(笑)。
という感じですわ。
自分が凄く楽しんでいたのはよく伝わったと思う(笑)。
こうなると困るのが、この先に鬱々とした展開があったり
タクトが思い切り負けたりすること。
ホント困るよ(笑)。
あまりのショックと恥ずかしさで自分でも笑うと思う(笑)。
でもねえ、多分大丈夫ですね。
今回のような話があっただけでもう十分です。
8話*が糞過ぎてこれからはただありのままに見ていくと言ったけど、
なんだかんだで入れ込んでるよなあ。
というかまた好意的に見ちゃおうか。
*7話だった(笑)。謹んで訂正します。
榎戸だっけ?
脚本家よくやった!
輝きのタクトは1話から全くぶれてません!
「颯爽登場!銀河美少年!」のセリフのように、
このアニメは爽やかな一陣の風が根底にあるのです。
言い換えれば青春です。
恐ろしいのは7話のような単純に出来が悪い回を見せられることです。
そういやお色気シーンもこんなに多いとは思ってなかった。
ああ、予想外の部分は確実にありますね…。
物語も佳境に入れば鬱々としてもおかしくないし…。
いやしかし!
最後に吹くのは爽やかな風です!
そう信じております。
よし、俺はこれからタクトを比較的応援することにしよう。
プレゼントクイズの電話はかけないけど(笑)。
さて、自分でももういいだろうと思うけどシーンごとに見ていく。
スガタのぶっちゃけトーク。
ワコを守りたい気持ちもあるが、力への興味もあった。
そろそろ後半だからといっていきなりぶっちゃけるのはいかがなものか。
さっきのテンションはどこへやら、手放しで褒めないあたりはさすが俺。
一人にされるのが寂しいワコ。
「一緒に入ってもいいよ」、「来いよ、ワコ」。
ナイスな反撃ですね(笑)。
拉致されたミズノ。
シルシを持ちながらトランスポートがなんちゃらは組織内でも数人。
ヘッド以外にいるんですね。
さらっとマリノは分身と明かした委員長。
「幼いときに作り出した、あの擬似家族のことよ」とさらにいびる。
なんでこんなに嫌な奴なんだ。
嫌いなキャラ投票があったら投票ボタン連打しますよ。
ですよね、ミズノの面倒見てるおばちゃん?
「あんた、元々一人っ子なのよ」。
お前もかーい。
破壊された封印。
解かれたときの模様が回転してシルシになる演出は良い。
ワコは「表巫女の封印」と言ったんだろうか。
裏だからワコも委員長も物語の後半に残されたのね(笑)。
BGMとアイキャッチの動きを合わせた演出は良い。
バトル。
OP・EDに出てくるサイバディはヘッドのだったのか。
もうやられちゃいましたけど…何回も再登場したりとか?
踏みつけられたタウバーン。
第3フェーズで本来の輝きを放つヘッドの剣の前では
リビドーの弱い戦士のシルシは力を失う、と。
これが自分に勝てない理由なのだとしたら完全にヘッド
後がないですね(笑)。
シルシが消え、停止したタウバーン。
腰周りの不自然な影がタクトがすっぱだかなのを物語っている(笑)。
変形してパワーアップ。
番組の後半で新型とはちゃんとお約束を踏襲してますね。
過去の回想。
「イッツア~」も「やるべきことと~」もナツオの言葉だったのか。
タクトが3人の中心にいないのがなんとも弱々しく感じる。
煙突は何かと思ったら火葬場ですか。
笑顔に重ねるとはなかなかインパクトを与える。
いきなり鋼の錬金術師のキング・ブラッドレイの声が
聞こえたと思ったらタクトのじいさんだった。
似たような髪型なのは王道ですね。
つまりタクトも歳を取るとこうなります。
父親に捨てられた過去が明かされる。
でもタクトは前向き、島に行きたいという。
バス。
ちゃん付けと呼び捨てで大きさの違いを実感。
船。
着信音は「またループするかも」というドッキリだったんですね。
すいません、何回か見直してようやく気付きました。
お母さんにお別れを言う。
一発殴ってやらないと気がすまないぜ、とミズノも前向き。
初めてタクトが本当に人を変えた気がする。
次回「バニシングエージ」。
エイジじゃないんですね、エージなんですね。
全く知りませんでした。
コピーも新しく、「君の銀河は、もう輝いている。」に。
予告は緑色の新キャラが良いような気がしました。
では最後に。
ニシモリのおばちゃんの声優が二人いたのは気のせいですか?
ああ長かった。
ようやく書き終わった。
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