黒執事 2期 最終回

  • 2010/09/19(日) 11:51:03

やはりこのアニメに長文を書いたのは無駄だった。
気楽に見ればいい娯楽中の娯楽だった。

そう書こうと最終回を見るまでは考えてたんだけど(笑)、
ううーんいやいや、なかなかどうしてこうなったか。

簡単に悪いなんていいきれないよ。


*一番下に追記あります。
なんと2012年7月5日、約二年後になって書き足します。



ええーっと、何から書けばいいかなあ。
じゃあまあ大事なとこから行くかー?

シエルとセバスチャンについて。

これねえ、どうすか(笑)。
凄いよね。

シエルが悪魔となったことでセバスチャンは
永遠に魂を食らうことなく執事であり続ける。

完璧ですよ(笑)。
完っ璧にメインターゲットのために作られてる。

ターゲットとはもちろん、シエルとセバスチャンが好きな人間。
二人の主従関係をいつまでも望み続ける人間。
それに向けて作った。

原作を含むこの作品において、主役はシエルとセバスチャンであり、
キャラと設定の人気が強いと思われることまで加味すれば、
黒執事のファン=シエルとセバスチャンのファン、と解釈しても
おそらく差し支えはない。
そう考えるなら、ファン心理を除いてもこの結末には筋がある。

しっかしまあ…ここまでやるかね(笑)。
媚びたとすら思わないよ。

黒執事はシエルとセバスチャンのコンビが絶対のアニメですよね、
というスタッフの考えが嫌というほど伝わってきた。



アロイスとクロードとハンナとルカ。

これがちょっと悩みどころでね。

というのもね、あのー、クロードがあっさりセバスチャンに
やられちゃったじゃないですか。
ほんとにあっさり。

最初見たときはここでイメージが悪くなっちゃって、
アロイスたちの話が凄く陳腐に感じてしまう。
それこそ、2期の新キャラは粗末な扱いを受けてるような感覚を。

だけれども、よく考えるとこのラストは決して悪くない。
ハンナの「私たち4人の愛は永遠の彼岸にたどり着く」の通り。

ルカに会え、ハンナに愛され、そして最後はクロードも取り戻した。

「そうだ、もうさみしくないよ。全員、全部、幸せだ!」

これだけでアロイスの生は幸福であったと言える。

今まで何度も繰り返された憎しみと強がりのセリフを使って
幸福を表現した演出は見事としかいいようがない。
ベタかもしれないが、このアニメがまともなことをしたのなら
それはそれで褒めるに値する(笑)。

永遠という言葉が出てきたのも良い。
シエルとセバスチャンが永遠であるように、
アロイスもまた永遠を手にした。
永遠の愛と幸せを。

これでキャラを使い捨てにしたとは、俺には口が裂けてもいえない。

シエルらのダシにされたといえば、その通り。
しかし、このアニメがシエルらを絶対とするのはよく分かったし、
そもそもアロイスは敵役である。

敵役に対して満ち足りた結末を与えたのだから、
スタッフになんら責められるべき不始末はない。

アロイスが愛に餓えた哀れな少年であることをスタッフは
承知しており、それを鑑みて処遇している。

7話あたりの扱いもこのときのためのものだったといえるだろう。
「最後さえ良くすりゃ途中で何をしてもいいのかよ!」なんて
歪んだ考えは俺にゃあできないな(笑)。
この結末は全ての不幸が報われるに足るものだった。

まあ演出がなー、もう少し落ち着いてれば視聴者も
じっくり見られて消化しやすかったとは思うね。
クロードの死に様といい、時間が足りてないのが
明らかなのは残念だったか。

それにしてもハンナは凄い。
アロイスは愛そのものに餓えているのだから自分とルカの愛が
あれば十分と思うのが普通のところを、それでもアロイスは
クロードからの愛を求めていることを理解しており、
もう一度クロードが興味を持つよう尽力した。

クロードがアロイスを認めたときのハンナの反応は
万感の思いが胸に迫っているようだった。
前回、アロイスの心の迷宮を作り上げたのもそのためだろう。

全く、なんと慈愛に満ちた悪魔だろうか。
それでも悪魔かね(笑)。



次は最終回のことを書こうと思ったんだけど、やたらと長くなったので
先にこのアニメの出来について書くことにした(笑)。

しかし…難しいなあ。

前に書いたけど、このアニメは予想できない展開を次々に
起こすことで視聴者に興味を持たせ続け、あまり時間を置かないうちに
盛大に謎を明かすことで視聴者に快感を与える手法をとっている。

あまりほかでは見られないという点においては新しさを感じるが、
インパクトばかりで物語の濃さという点では疑問が残る。

3話の写真屋のおばさんの話は必要だったのか、時系列を惑わせる
ためだけのものではないのか、クロードとハンナの関係は
なんだったのか、アロイスがクロードと契約したからハンナは
接近したと考えていいのか、だいたいシエルの召使いたちが
生きていた理由がただの怪我でいいのか、など話に細かい粗がある。
何より、アロイスを騙してまでクロードがセバスチャンを
付けねらう理由が明らかにされていない。

後半では脇役が置き去りだったのも、この手法の問題と思われる。

しかし、どうにもぱっとしなかった1期に比べて、
最後まである程度強い興味を持って見られたのも事実。

それが評価を悩ませる。

今思い出したけどギャグとシリアスがごちゃごちゃだったよな。
方向性が定まってない、共存できてない。
これも良くないな。

うーん…全部ひっくるめると…。
その場その場で盛り上がり、なんとなく楽しかったような気分になるが、
決して完成度は高くないアニメ。

これでいいか。
ラストというかアロイスについては評価してるんだけどね。


2期をやる意味があったのかという問題はさらに悩ましい。

1期はそれまでがぱっとしなくてもラストが綺麗に終わったから
その後を作るのは普通に考えて望ましくない。

そうねえ。
結局これも2期の最終回の評価そのままになるんじゃないかなあ。

シエルとセバスチャン目当てにこのアニメを見てる人間からすれば
永遠に二人は主従として生き続けるのは嬉しいだろうね。
魂を食らう、すなわち物語の終わりが来ないわけだから。
おそらく2期を歓迎すると思う。

それ以外の、物語として見ている人間からすれば…
程度の差こそあれ、否定的にはなるんじゃないですか?

俺の意見は……わかんねえなあ(笑)。
完全にメインターゲットのために用意した結末が驚きで
良いとか悪いとか、自分の考えなんて飛んじゃったよ。
ここまでファン向けに作られたら何もいえない感じもあるしね(笑)。

ただなあ、確かまだ原作終わってないんだよなあ。
だとしたらこのラストの存在価値自体に疑問が…。

2期で出てきた新キャラたちの旅は終わりを迎え、
原作キャラの旅はまだまだ続く。
と解釈すれば今回のラストも悪くない気がしてくる。

じゃあ…。
まあなんとなく楽しかったから肯定しようか、が
今の評価かもなあ(笑)。

1期は綺麗に終わったとする立場で判断すれば
2期は評価できないけどね。

3期を作ったら本当にどうしようもないです。
蛇足です。
最後まで興味深く見られたとしても(笑)。



こんなとこか。

眠いのか、どうも頭がハッキリしてなくて、ここまでの文章も
きっとかなりまとまりが悪く中身がハッキリしてないんだろうな。
俺は今何がいいたいんだろうか。

でもまあとりあえず終わり。
後で一応見直します。

最終回の内容についても書いたけど長すぎるからこっちに分けよう。


それでは、黒執事2期の話も終わり。
今期は最後までちゃんと見られたよ。



-2012年7月5日の追記-
同じ脚本家の書いた「ブラックロックシューター」を見て
このアニメのラストに別の解釈が思い浮かんだ。

当時はここに書いている通り、シエルとセバスチャンの関係が
永遠になったのはファンサービスであると思ったし、
完全に終わった話の続きをやる場合の結末として
「永遠に終わらない」という答えはとても良いと評価した。

しかし「ブラック~」を見て、この脚本家の場合、
永遠に終わらないようにしたのではなく、「永遠に終われない」ように
したと解釈した方が正しいと思えてならない。
それは呪いと呼んでもいいことで。

だとしたら、最終回を見て可哀想と思った人間の方が正しい。
終われないようにしたという結末は暗い雰囲気を持つこの作品とも
マッチしてる。

見ての通り、最初はファンサービスと確信した俺だが、
それはおそらく違う。
1期で完全に終わった作品の続きを作った結果、
シエルとセバスチャンは永遠に終わらない運命を背負うことになった。
今はそう解釈しています。

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