鋼の錬金術師 41話

うう～ん。
いや、どうなんだろう。

なんか釈然としないというか、
素直に楽しかったと言い切れない回だった。

キンブリーを殺すって唐突じゃないか？

正直、勝てないと思うんだよね(笑)。
なんでマイルズは殺そうと思ったんだろうか。

話の展開からしても、失敗した場合のリスクを考えても
ここで行動に移すのは危険じゃないかと思う。
うかつとしか言いようがない。


今回出てきたキメラ二人が仲間になるのも、
都合が良すぎると感じた。

まあ確かに、キメラ二人の会話を聞くと寝返る、
というか見切りをつける気持ちは理解できる。

でもどいつもこいつも裏切るのはちょっと都合が良いよね。
例えば命令に忠実な人間もいれば、キメラ化されて得た力に
酔いしれている人間がいてもおかしくない。

そんな中で4人全員まともな人格をしていたってのは
どうにも納得しかねる。

ていうか、雑だよなあ(笑)。


錬丹術を伝えたのはホーエンハイムだと明かされたが、
こんなサラッとしてていいの？

このアニメ前からそういうとこあるんだよね(笑)。
結構簡単に謎が解けて「えっ？」って思うことが(笑)。

これって重要そうな気がしてたのになあ。
でも良く考えてみるとそんなに重要ではない……
いや、作者にとって重要じゃないのか。
ここから広げるつもりはない。
だから流すように謎を明かした。
そうなるか。

んんー、やっぱりちょっと物足りない(笑)。



まあそうは言いつつも、どうだったかと言われれば
面白かったんだよ(笑)。

いきなりキンブリーと戦う話の動き、
いろんな意味でいいところを見せるヨキ、
アルと再会してなつくメイ。

エドに鉄骨が突き刺さるというまさかの展開。
誰もいないところで瀕死になるとは思ってもみなかった。
鉄骨を抜くシーンは非常に盛り上げられていた。

面白かったと思う。
それは同意する(笑)。



にもかかわらず純粋に乗り切れなかったのは、
疑問符がついたまま最後まで行っちゃったから
じゃあないだろうか。

最初に書いた点もそうだけど、エドに医療錬金術が
使えることにしても、話の整合性はさておき万能すぎる。
一人のキャラにそこまで能力を与えるのはいかがなものか。

また、全体を見ても、結局今回って
何の話だったんだろうと思う。

キンブリーに戦いを挑むこと自体大きなネタで
1話使ってもいいくらいなのに、後半はエドの治療で
使ってしまった。

あのシーンには驚いたものの、それ以上の意味を見出せない。
そりゃあ死ぬよりは命削る方がましだもん(笑)。
だから……うん、驚いただけでしかない。

バトル物ならバトルの出来さえ良ければ全てが許されるけど、
これってそういうアニメじゃないでしょう。

命を削ることに加えて、エドの考え方とか物語のヒントとか、
何か伝わるものがないからそれだけで終わっちゃった。
で、結局何の話だったんだろうってことになる。

そういう意味で、まとまりの悪い回だった。



このまま最近に展開についても書こうと思ったけど、
いやあ長い長い(笑)。

これはまた今度にしよう。

次回はホーエンハイムがセリムに襲われてた。
あの場所はホムンクルスの掘った穴の中か？

あとロゼがいたな。
これが原作での正しい再登場か。
確か最初に作られたアニメじゃとんでもないことに
なってたんだよなあ。
よく原作物であんなことできたもんだ。

そういや予告のBGMも変わってた。

次回は色々と、必見の回になるのかもしれない。