「鋼の錬金術師 暁の王子」 クリア

  • 2009/11/13(金) 18:41:40

クリアっていうかもう攻略まで書き終わったんだけど、
やり終わった評価を書くとしよう。

ネタバレを交えた本音の評価をクリア後の評価として、
そこからネタバレを抜いてもうちょいまとめたものを
レビューとしてこれからは書いてみたいと思っとる。

まあ実際一度でもできるかどうかは別として(笑)。
心がまえをね。



では、クリア後の評価だが、
クリア…つまり終わった瞬間、俺はうならされた。

実にいい演出だった。

最後はホークアイのミッションで、大総統に命令された
ホークアイが仕方なく王子を狙撃することになる。

プレイヤーは演説をする王子に照準を合わせて
ボタンを押して撃つってミニゲームをやらされるんだけど、
押した瞬間、引き金を引いた瞬間に終わるんだよね。

これは良かった。
前編の終わりとしてこれほどいい演出はあるだろうか。

これを含めて、なんだかんだで全体的に良くできてるんだよね。
丁寧というかね。


まずタイトル画面にキャラが出てくること。

起動した時間帯によって一言目のセリフが変わる。
あるとき、昼過ぎに目が覚めて起動したらエドが出てきて
「まさか今起きたなんて言わないよな」って言われたのには
「見抜かれた!」って思ってドキっとした(笑)。

その後、キャラは新しく始めるときやロードするときに
一言しゃべるほか、体の部分にポインターを合わせて
ボタンを押すと、様々な反応を見せる。

女キャラの胸付近を調べることもできる。
当然怒られますがね。
ちなみにアームストロングなら喜んでくれる。

ここんとこで注目なのは、
ホークアイがやたらとプレイヤーに好意的なこと。
胸を調べると当然怒られるものの、会話や時間帯別の
セリフが妙に好意のある内容になっている。
ファン必見?

ああそれと、エドなら機械の手、マスタングなら手袋、
というように操作キャラによってポインターアイコンの形が
変わるのも芸が細かい。


次にバックログ。
一度読んだメッセージをある程度振り返れる、
アドベンチャーなら大体ある機能をこのゲームも
搭載している。

感心したのは、過去のメッセージもボイスを再生可能なこと。
俺はギャルゲーを片手で足りるほどしかプレイしたことないから
もしかしたらこれもそっち方面では標準なのかもしれないが、
こういう機能がついているとは全くの予想外だった。


そして1話ごとのボリューム。
自由移動時は大体特定の場所に行けばミッションを無視して
話を先に進めるようにしてある。
ボリューム自体それほど多くなく、これに既読メッセージの
スキップを使うことで素早く話を進められるから
自分が見たい特定のエピソードの特定のシーンにまで
たどり着くのが楽になっている。

まあこれで一番助かったのは攻略を書いた俺かもしれないが、
ふともう一度見たいシーンが思い浮かんだときも安心だ。

それから、新しいエピソードを始めた時点で
そのエピソードも含めてこれまでのエピソードも全て
プレイできるのも、細かい気配りに感じた。


というように、このゲームには全体的な丁寧さがある。
キャラゲーとしてのサービスがきちんとしている。
それがまず印象に残った。



今度は具体的な内容についての評価をすると、
ストーリーはシリアスとギャグが半々ぐらいでバランスがいい。
出来もなかなかで退屈することはなかった。

ただ、脱獄したエドとマスタングがなぜかそのまま軍にいて
大総統などとも普通に話せるのは不自然だった。
展開から察するに脱獄は新型の牢屋のテストだったことに
なったらしいが、だとしたら軍事裁判はなんだったのか。
それもテストのための芝居だったと?
軍事裁判がそんな簡単な存在でいいんだろうか。
そもそも軍事裁判は王子暗殺の容疑であり、
とてもテストのネタにしていいような事件じゃないだろう。
ここは粗と見るほかないと思う。

でもある意味このゲームで重要なのはおかしな選択肢を
選んだときのキャラの反応なので、そこまで気にならない。

王子に変なものを勧められて返答に困る大総統とか
エレナの変な答えにビックリするウィンリィなんかが、
フルボイスで声の演技も加わるため、より楽しくなっている。
ファンならもっと楽しいんじゃないだろうか。


ゲームシステムは、アドベンチャー部分は普通で問題ない。
街で木にぶつかったらざわざわしたり、地面にいる鳥に
当たると飛んで逃げるような細かさもいい。

ミニゲームのシンプルさ、簡単さはキャラゲーなのだから
マイナスとして見るべきではないだろう。
問題なのは同じ内容の使いまわしだ。
といってもミニゲーム自体あっさり終わるものなんで
苦痛に感じる人間は少ないだろうが、
それでも褒められたものではない。

これで後編の「黄昏の少女」でも前編と同じ内容のが
何度も出てきたらどうしようか。
怖えなあ。



あっという間に値崩れしたこと、
買ってみたら1本で完結しないことなどから
あまりいい評判は聞かれないこのゲーム。

俺が感動した、射撃の瞬間に終わるという演出も
後編に続くことを知らなければポカーンとしたことだろう。

しかし、作品自体の出来は決して悪くなかった。
それは間違いない。

ちょうど最近アニメ版で出たキャラや内容と
重なっている部分があったのも、楽しめた点の一つだった。
この時期こそ、最もこのゲームが楽しめるのかもしれない。

安く売っていて興味があるなら、
買ってあからさまに後悔することはないと思う。

少なくとも、原作に入れ込んでない俺だが、楽しめた。
後編も買おうと思う。
いい具合に値崩れしたら(笑)。

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