「岸辺露伴は動かない」第3話を見た。

  • 2020/12/31(木) 01:09:23

3夜連続放送の第3話、最終回でございます。


2話が普通だったんで3話には頑張って欲しいと
思っていましたが、結論から言うと「普通」でした。

1話から登場させていたカメラマンの太郎君が
ここで大きく関わってきて、内容も家族愛の物語で、
一番最後にジョジョとからめた「奇妙」という言葉を
使って……と最終話にふさわしくまとめられていたと
思いますが、すごく面白かったかというと、
特別そうでもなかったなが本音ですね。

これはもう本当「技術はあるけど爆笑が起きない漫才」
と同じで、面白さと完成度は別なんですよね。
別なんです。
それこそ原作のジョジョも、途中から設定が変わったり
することあるじゃないですか。
たとえば3部の「雨が降っていたにも関わらずJ・ガイルの
周りだけドーム状に雨が避けられていた」とか、
最初はスタンドを「幽波紋」と呼称してたとか。
そんなのあっさり忘れ去られたけど、面白いですよね?
他に圧倒的に面白い部分があるから、ジョジョは
スピンオフが実写化されるくらい人気が出たんです。

だからこの3話は、よくまとまってはいたけど、
すごく面白いというわけではなかったです。
悪くはないけど特別良くもない。
普通だったと思います。

それに太郎君はあれでいいんですかね?
冷静に考えると臓器提供者に乗っ取られたも同然な気が
するんですが…。
相変わらずぼんやりしたままのようだし、
片平真依も太郎君を通して元の旦那を見てそうだし、
だんだんかわいそうになってきましたよ。

あ、ヘブンズドアーの能力が変わってたのもありましたね。
人をまるごと本に変えられるようになってましたが、
飛び出す絵本で手をつなぐという演出をしたいがため
でしょうか。
ちょっとスマートさに欠けると思いました。

逆に良かったと思った部分は、失恋した後の泉です。
太郎君は片平真依の方に行ってしまったけど、
自分の好きな写真を撮らなくなったからこれでいい、
というのは無理やりあきらめるのでもけなげに身を引く
のでもない、自分で納得できる理由を見つけられていて
良かったですね。
取りようによっては身勝手にも感じますが、まあ、
失恋してるので。


さて、ということで全3話を無事見終わったわけですが、
コンセプトとしては「原作を尊重しつつジョジョを知らない
人たちにも受け入れられるドラマを作る」でしょうね。

高橋一生の役作りを見たときに、まず思いました。
「露伴ってこんな感じだったかなあ」と同時に、
「原作を知らない人には特に違和感なく変わり者の
作家先生キャラに見えるかもな」と。

ヘブンズドアーの能力をスタンドではなく「ギフト」と
説明したのも、それが理由でしょう。

となれば後は、この作品が一般の視聴者に
広く受け入れられるか、が大事です。

しかし、個人的には難しいと思います。
理由はやっぱり、作品としての面白さが突き抜けて
いないからです。
「トリック」や「世にも奇妙な物語」のような面白さが、
この作品は足りない。

評判を見るとやけに絶賛が目立つんですけど、
率直に言ってあれは「よっぽど悲惨な出来じゃない限り
絶賛する用意をしてる人たち」にしか見えません。
おそらくジョジョファン、高橋一生ファン、そして脚本の
小林靖子ファンなのでしょう。

だからあれを鵜呑みにするのはまずいと思いますよ。
製作スタッフはシリーズ展開の野望を抱いてそうですが、
シリーズ化してもファンが喜ぶだけで外への広がりは
ないんじゃないでしょうか。

ゆえに、もしこの作品を広く支持されるようにしたいなら
もっと大元から作り替えないといけないと思います。
露伴と奇妙な存在のどちらを主にするかはっきりさせ、
ヘブンズドアーと奇妙な存在とのバランスをもっと整え、
「岸辺露伴は動かない」というタイトルにどこまでならうか
決定する。
そうしたことをしないと面白く作ろうにも困難な気がします。
しかしあまり思い切ってしまうと原作から離れてしまう
可能性もあるから、やりづらいでしょうね。


いろいろ言いましたが、見て良かったと思います。
こんな機会はそうそうないですからね。
原作のストックはまだあるみたいだから、
もし次が作られたらそれも見ますよ、間違いなく。
ちなみに3話通して一番印象に残ったのは
1話の案内人ですねー。

以上、「岸辺露伴は動かない」の話でした。
再放送は1月4日からです。

「岸辺露伴は動かない」第2話を見た。

  • 2020/12/30(水) 00:12:08

今夜も見ました。
ちなみに1月4日に再放送があるようです。


さて今回は「くしゃがら」という話で、テイストが
「世にも奇妙な物語」を彷彿とさせましたね。
しかし……正直言ってそんなに怖さや不気味さは
なかったです。
元々スタンド能力がある世界なので、現実から一歩
踏み外した世界、あるいは半歩ずれたような感覚が
弱いんですよね。
それに「くしゃがら」は襲ってこなさそうだから、
露伴が転んで動揺してるのを見ても「そんなに?」と
思ってしまいましたし、矛盾するようですが高橋一生の
役作りの都合上、ビビった感じがあまり出せないようにも
見えました。
ドターッと転げるのはジョジョらしいんですけどね。
「くしゃがら」は禁止用語だから書き込めないのも一応、
スタンド能力でも無理だと思わせようとしていたと
思います。

他には……そうそう、今回のゲストは森山未來でしたね。
森山は同じく荒木が描いた「死刑執行中脱獄進行中」の
舞台で主役を演じた役者なので、「この男を使うかあ」と
思いました。
原作へのリスペクトを感じます。
ファンの反感を買わないよう無難にまとめたという見方も
できますが、まあ……リスペクトでしょう。

あとは、禁止用語といえばジョジョでも「ド低能がァーーッ」
という言葉が「クサレ脳ミソがァーーッ」に修正されたことが
あったんですよね。
これは荒木飛呂彦も不満を口にしていたので、
この「くしゃがら」が荒木ではない別の人間が書いた
話にせよ、露伴と志士十五のやり取りは荒木の本音かも
しれませんね。
禁止用語に否定的でありつつ、商業ということを考えたら
自分でも使わないと露伴が言うところは特に。


こんな感じですかね。
今回は普通だったと思います。
1話の方が面白かったです。
でもまあ泉にほとんどウザさを感じず、むしろこれくらい
じゃないと露伴の担当は務まらないかもなと思ったりして、
自分もこのテイストを結構受け入れてきてますね。
次回は一番面白いことに期待します。

あ、そうだ。
番組の最後の「視聴者のために実際の言葉を
くしゃがらに置き換えました」みたいな張り紙は
とても良かったです。
あれが今回のクライマックスでした。

「岸辺露伴は動かない」を見た。

  • 2020/12/28(月) 23:47:25

NHKで全3話、今日から3夜連続放送の
「岸辺露伴は動かない」を見ました。

最初はどうしようかと思ったんですが、
漫画の方は「死刑執行中脱獄進行中」を買って
読んでいたので、やっぱり見ようと決めました。


では早速内容についてですが、最初はちょっとやばいなと
思いました。
高橋一生の演技には「露伴ってこんなキャラだっけ?
この役作りで合ってるの!?」と思ったし、泉でしたっけね、
女編集者役の女優は仲里依紗もどきな顔で
大してかわいくないうえ、性格はウザキャラが入ってて
なかなか厳しかったです。
泉の彼氏も「なんだこの変人気取りは」と思い、
印象は良くありませんでした。

しかしそれが案内人の登場で一気に変わりました。
あのキャラは良かったですね。
はっきり言ってあのキャラのおかげでこの実写化は
助かった、駄作にならなかったと思います。
がぜん、このドラマと先の展開への興味がわきましたよ。
そして「しくじったら終わりのマナー勝負」という
題材の面白さにより、以降は楽しく見られました。

まあ欲を言えば、最後はもうちょっとインパクトが
欲しかったですね。
露伴が帰る選択をしたのは良かったんですが、
「帰る」という言葉をもっと力強く言うか、あるいは逆に
脱力した感じで言うか、はたまた演出で印象付けるか、
何か欲しかったです。
それがなかったのでカタルシスが少し足りなかった
気がします。
あと「最大のマナー違反はその場で指摘することだ」という
セリフも、そういうルールの場所なのでちょっとどうかなと
思いました。
ついでに言うと、マナー違反をした案内人へのペナルティが
分からなかったのも残念。
あれって単に悔しがってただけなんですかね?
案内人が何かを失う代わりに露伴の右腕などが
戻ったのかと一瞬思いました。


とはいえ、なかなか面白かったです。
少なくとも明日明後日の放送も見ることは決めました。
見るかどうかも迷っていた放送前に比べれば
大きな進歩です。

そういえば脚本は小林靖子なんですね。
個人的には、あんまり好きではないんですよね。
自分は特撮は見てないけど、子供がターゲットの
仮面ライダーに気持ち悪い腐臭を取り入れたとか
あんまり良くない評判を耳にしたことがあるので。

でもまあ「だが断る」を入れたのは評価したいですね。
あれってたぶん、原作にはないですよね?
ネットスラングになっているセリフだから、あれを1話に
ねじこむのは正解だと思います。
決め台詞みたいに2話3話でもやったらさすがに
笑いながら頭をはたきたくなりますけども。


以上、第1話でした。
毎回書くかは分かりませんが、明日も見ます。
楽しみですね。

「名探偵ピカチュウ」と「キングダム」を見た。

  • 2020/05/30(土) 07:09:55

本当はピカチュウだけ書く予定でした。
しかし気付いたら一週間経ってて、
昨日の「金曜ロードSHOW!」でキングダムが
放送されたので合わせて書くことにしました。
まあ、長文は書かないのですぐ終わります。


さて、まずは名探偵ピカチュウ。
地上波初登場にして本編ノーカットなので録画は決定、
ピカチュウの声がおっさんだから大人が見られる内容
なのだろうということでオンタイムで見ました。

結論から言うと、まあまあでした。

これ、ターゲットは小学生あたりですね。
大人じゃないです。
ストーリー展開もそうだし「それは助からんだろー」的な
シーンもいくつかあって、せいぜいファミリー映画という
内容でした。
子供じゃなくてもポケモンファンなら楽しめるポイントが
いくつもあるみたいだけど、自分はポケモンとあまり縁が
ないので、必然的にノーリアクションでした。

それ以外で印象に残ってることというと、
ギャグは結構笑いましたよ。
西島秀俊のピカチュウも悪くなかったと思います。

ただ日本のゲームが原作だからってアジア人を
たくさん出さなくても…とは思いました。
アジア人を出すだけで日本人が喜ぶわけじゃ
ないですからね。

あと、会話が何の話か分かりづらかったんですが、
これはものすごく久しぶりに映画を見たのと、
それ以前にだいぶ前からアニメや映画を集中して
見られなくなってるせいかもしれません。
すぐ違うことを考えたり、見ること自体が苦痛になってる
気配がありましてね。
なんとかしたいとは思ってるんですが……。

という感じで、名探偵ピカチュウでした。
まあまあでした。



では次、キングダムです。

これは100%長澤まさみ目当てで見ました。
長澤まさみは特別ファンでもないんですが、
この作品の衣装とメイクがすごく良かったんですよ。
もともと自分がアマゾネスとかバーバリアンのキャラが
好きなのもあるんですが、この映画の評判を見ても
長澤まさみの美しさを絶賛する声が多いので、
誰の目にも綺麗に映ってるんだと思います。

ということで最初から見たわけですが、
長澤まさみの登場は半分を過ぎてからでした。
そして出番の数はまあまあでしたね。
見せ場もあるけど、正直に言えばもっと見たかったです。
でも美人でした。
横顔がまた美しいんですよ。
鼻のラインが特に。
「こんなに美人だったんだ」て思いました。
大昔から好きだ好きだと言ってる明石家さんまの
気持ちが少し理解できてしまいましたよ。

おっと、長澤まさみの話ばかりでもいけませんね。
別にいけないことはないけど他のことも話しましょう。

ストーリーはなかなか面白かったです。
王騎将軍が最後に株を上げまくったので
実質この人が主人公だと思えて来ましたが。
あ、河了貂がやられたように見えたシーンだけは
「そんなんやってる場合か」って思いました。

アクションも頑張ってましたね。
人間が漫画的な吹っ飛び方をしまくってましたが、
おおむね不自然さが感じられず楽しめるものに
なってたと思います。
唯一、肩を切られて口から血を吐くのだけは
意味が分からないですけども。

主人公の夢語りはいまいちでした。
特に、左慈でしたっけね?
あの敵への主張は価値観が現代的だし、
言葉のチョイスもありふれててチープに聞こえました。
ヤングジャンプの漫画だからああいうノリでもおかしくは
ないんですが、もしかしたらオリジナルなんですかね?


長澤まさみ以外の役者の話もしましょう。
山﨑賢人は主人公らしかったと思います。
アナザースカイを見たら常に人を小馬鹿にしたような
目つき顔つきなのが気になりましたが。

吉沢亮は長髪が似合う美形でしたね。
本人はこれまた性格悪そうな人相してますが。
塚本高史を思い出しました。

橋本環奈は……鼻のゴリラ感が目立ってましたね。
おでこのところを前髪を使ってボリュームを出さないと
本来の輪郭が出てしまうんでしょうね。
この作品ではショートヘアだったから普段より鼻が
強調されたのでしょう。
でも本人も奇跡の美少女扱いされることが
重荷になってる節があるし、人間らしくてこれはこれで
良い気がします。

大沢たかおは変なしゃべり方でとても良かったです。
個人的に、この人のことはいまいちぱっとしない
脇役どまりの俳優だろうと踏んでたんですが、
思ったより成功してますね。


はい、こんなところでしょうか。

今回改めて思ったんですが、
「漫画原作の実写化は、原作を知らなければ問題ない」
ですね。

自分も漫画好きですから、実写化と聞くだけで
「やめとけよ」って思うし、改変された内容や予告映像を
見ると「金儲けしか考えてないんだろうな」と思います。
事実、制作サイドからすると原作ものは手堅いという
認識らしいです。

だけど、原作を読んでない作品の実写版を見てみると、
特に違和感がないんですよ。

原作を知っていれば中途半端に寄せてる俳優が
滑稽に見えたり改変部分が許せなかったりするのに。

でもこれは、当然のことなんです。
だって原作を知らないんだから。
知らない以上は原作との違いも分かりようがないし、
改変された設定にしたってそういうものとして
すんなりと受け入れられます。
多少面白さが落ちても、元が漫画という形で一度
世に出て高く評価されているものだから、
一定以上の面白さは保証されています。
そして、視聴者の大半は原作を知りません。

ゆえに原作未読の実写作品は思ったより楽しめるし、
実写化はされ続けるのです。
よっぽど出来が悪くない限り。
もちろん、漫画原作だけの話じゃなく。

だからこのキングダムでも自分は長澤まさみ目当てで
見ましたが、原作の楊端和はつり目でもっと怖い感じの
顔なんですよね。
とするとおそらく原作ファンの中には「なんで楊端和が
長澤まさみなんだ」と思った人が少なからずいるはずで、
イメージからすれば決してそれは間違ってない。
だけど映画を見た人は自分含め長澤まさみが演じる
楊端和の美しさとりりしさを評価する声が多くて、
つまりはそういうことなんでしょう。

なのでまあ、思ったより長くなってしまったので
素早く締めますが、「実写版は世の中の大多数である
原作未読の人たちもターゲットにしているし
2時間に収めるなど媒体に合わせた改変も必要だから、
金目当ての駄作と切り捨てるのは早計かもしれない」
ですかね?
たぶん。

いやあ、久々に語ってしまいましたね。
そういえば名探偵ピカチュウは原作愛にあふれた作品
ながら、原作を知らない自分にはまあまあだったという点で
キングダムと逆ですね。
今気づきました。

以上です。

ハンチョウ シリーズ5 最終回

  • 2012/06/25(月) 22:12:59

今回は放送直後に見終わった気持ちをすぐ書きまして、
それからいつも通りもう一度見直してちゃんとしたのを
書くようにしました。
なんせ最終回ですから、こういうこともしたくなります(笑)。

なお、文章は最初に書いたのと混ぜて書きました。
ほとんどが補足ですんだからですが、おかげで元の文章を残せたのは
まるっきり内容が変わることはなければ手間もいくらか省けて
良かったと思いますよ。

では、ハンチョウ・シリーズ5、第12話です。



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ハンチョウ シリーズ5 第11話

  • 2012/06/19(火) 06:57:32

面白かったですね。
さすがは終盤です。

ところで前回書いたのを見たら不満が多いように見えたのに
びっくりしましてね。
それで最後に面白かったですとか書いてても「絶対ウソだろ!」って
自分に思ったりして(笑)。

これはあれです、事件の詳細が明らかになっていくところが
当然面白かったんだけどそれを全部まとめみたいに書いちゃったから
感情が入らず、そしてそれ以外に書くことは気になった部分だけに
なったためですね。

だから前回も面白かったですよ、本当に(笑)。
そして今回も面白かったです。

さあ内容に入りましょう(笑)。



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